2007年11月20日

JoJoの奇妙な原作者

今日は全く音楽と関係のない話。

以前、海洋堂製のケンシロウを紹介した時に(自分の心配をよそに完売したようですが)、原哲夫先生(正確には事務所の方)からファンレターの返事をもらったことを書きました。その時の記事に“過去に一枚だけ、直筆のイラスト入りハガキをある漫画家さんからもらったことがあります”と書いたんですが、ようやくそのことを書く機会に恵まれました。まぁそんなこと他人にとってはどうでもいいっちゃいいんですが、書かせて下さい。

あ、そーいや音楽的なことを書かせてもらうならば、北斗の拳の主題歌(Silent Survivor)を再レコーディングするっていうんで、KODOMO BANDも再集結しますね。最近のうじきつよしは、俳優・司会者のイメージしかないからなぁ…。久々に気の狂ったRock'n'Rollerぶりを見せてくれますかね(余談ながら我らがCheap TrickTomとも共演してるんです)。ちなみにKODOMO BANDのメンバー・Ba.担当:湯川トーベン氏の娘が、くるり・岸田繁も惚れ込む声の持ち主・湯川潮音ちゃんです。

さて、青土社の「ユリイカという雑誌があります。その特集記事が“荒木飛呂彦 - 鋼鉄の魂は走り続ける (Steel Soul Run)”というものだったので、“これは書かねば”と。
eureka_detail.jpgeureka_jojo.JPG


直筆のイラスト入りハガキをもらったのが、他ならぬ荒木先生その人でしたから。その頃は“JoJoの奇妙な冒険”の第2部が終わりかけていた頃だったと思います。

今年20周年を迎えて、今でこそ有名になったJoJoですが、ユリイカで荒木先生の語っているように、初期の頃は“奇妙な”の名の通りにジャンプ誌上でもかなり浮いているように感じました。それに始まった頃はスタンド※はおろか、吸血鬼も波紋※も全く出て来ない。派手な飛び道具は何もない状態だったので、ホントーに地味な扱いで。ここ数年のネット上の盛り上がりっぷりが、嘘みたいな状況でした。その前の“バオー来訪者”もコミック2巻分。さらにその前の“魔少年ビーティー”に至っては1巻分しか連載がなくて、独特の世界観を持ってる人なのに、この作品も先は長くないなぁ、というのが正直なところでした。

それが20年間も続く作品とは想像だに出来なかったんです。

驚きなのは、JoJoの実質的第7部である“Steel Ball Run”まで、荒木先生のアイデアの泉が全く尽きないのと、自身が波紋使い※では?と言われるくらいの容貌の変化のなさ!

JoJoファンであれば知ってるようなことばっかり書いてますが、漫画家に限らず、最近は芸人(アメトークの“JoJoの奇妙な芸人”見ました)やデザイナー、ミュージシャンにも荒木フリークが増殖している。もうその影響力もマルチメディア化している気がします。先日第2弾が発表された以下の作品は、その一例。すでに売り切れちゃってるようです。
sticky_black.jpgsticky_white.jpgstickyfingers.JPG


洋楽ファンなら思わずニンマリとしてしまう、作品中のキャラクター名やスタンド名。これも自分がハマった一つの要因ではあるんですが、今までその濃ゆ〜い世界ゆえに敬遠していた人も、ぜひ一度ハマってみることをお勧めします。そーすれば“ジョジョの奇妙な百人一首”だって、遠い世界ではなくなるかも。

その為には、全部で90巻以上ある原作を読破してもらわなければいけないですが…

文中の※印に関してはJoJo用語なんですが、解説するの面倒くさいので、コミック読んでもらうか、リンク先の解説を参照してください。悪しからず。
posted by haro at 02:34| Comment(4) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月12日

くるり・岸田繁と川上弘美

買ったのはしばらく前だったんですが、今チョコチョコと読んでいる雑誌があります。幻冬舎パピルス、第8号です。

表紙がくるり岸田繁で"【巻頭特集】ソングライターは現代の詩人である"と銘打っていたので、気になったのです。それに加えて、さらにその下には"【作家特集】川上弘美 空気の秘密"とあったものですから、尚更手を出さざるを得ませんでした。どちらも自分のアンテナに引っかかる二人。

k_shigeru.jpg


まず、岸田繁。くるりというバンド形態を取りながらも、常に孤軍奮闘しているイメージのある彼。4作目・"The World is Mine"までの常に変化・上昇していく感じから、5作目"アンテナ"以降は迷い・模索の中を進んでいる感じに変わったと受け取る人も多いんじゃないかと思います。まぁ"アンテナ"はドラマー脱退の余波で、外的要因もあったとは思います。"詩人"岸田繁にフォーカスした特集ですから、歌詞についての言及も多いんですが、アンテナ後の"迷い"の部分についても話しています。

っていうのも、ちょっとその時期、今やってることっていうのに自身がなくなってきたりとかして。それまではね、目の前にずっとキラキラしたもんがあった状態で生きてきたと思っていたから。そういうのがなんとなく、もやがかかってて今は見えへんな、年とったのかなあってことをちょっと思い出した時期でした。

これは、彼自身が書いた歌詞で最高傑作だと言うSg."Birthday"の生まれる前の時期について語った件です。このあたりで、決定的に何かが変わったんだろうな、と思います。それが外から見て、少し抵抗感を生んでしまったのかも知れません。音作りの面でも、アルバム"Nikki"では変わったようです。

僕、もともとメロディから曲を作ることってあんましないんですよ。でも、この間の『NIKKI』ってアルバムはメロディからが多かったんです。そうすると、メロディが、いい意味でも悪い意味でも立つんですよね。だから、そこに当てはめる言葉が、洋楽的な曲であればあるほどすごい難しくて。逆に邦楽的な曲なると、それはそれで気をつけないとすぐにJ-Pop化してしまうから、それも難しい。

J-Popという仮想敵を作りつつモノづくりを進める彼のことを、「ややこしいやっちゃな」と思うか「だからこそこだわりがある」と見るかは、その人次第だとは思います。けれどもロックは、常に何か外敵に対して反骨精神を燃やしながら、批判性・客観性を持って作られたものでないと優れたものには成らない、と自分なんかは思うわけなので、その"ややこしさ"こそが"くるり"を"くるり"たらしめているところだと感じます。

こうやってなんだかんだ書いている自分でさえ、"Nikki"は少し受け入れ難い印象の方が最初は強かったので、買っていませんでした。でも今年に入って、"Birthday"や"Superstar"なんかのSg.曲を口ずさんでいる自分に気付いて、「そろそろ聴く時期なのかな」ということがあって買うに至りました。そこで初めて音質へのこだわりや、メロディーの浸透性の高さに気付いたんです。今は過去のアルバム同様、好きになりました。

新曲"五月の海"も、11月22日発売のコンピ"みやこ音楽"に収録されます。夏フェスもいいですが、くるりも秋に似合うバンドの一つだと思いますので、聴いてみたい気がします(曲は"春"頃の様ですけど)。

<追記>
いつものようにbounceGo Go Noise McCartney・・・でも発表がありました。

ちょっと長くなってしまったので、川上弘美さんについては一部抜粋。

小説に限らず、人生も「笑いのめす」のが理想ですね。実際は難しいと思いますけど・・・・・・。どんなに深刻で暗い物事でも、必ず愉快な面ってあるはずなんです。何かの文章で「ナチスの強制収容所にいた人たちも"笑い"を持っていた」という話を読んだことがあって、むろんそれは軽やかな笑いではありえないでしょうけど、すごいなあ人間は、と思ったんです。それほど、人間は強いものなのだ、と。

その容姿も美しい方ですけど、人間・川上弘美の生き方と姿勢の美しさも出た一言。何か無理やりかもですけど、Dave Grohlにも通じる気がします。

隔月刊誌のパピルスですから、まだ書店やアマゾンにはあると思います。どこかで目にしたら、一度インタビュー内容の全体像を確かめてみてください。
posted by haro at 01:42| Comment(0) | TrackBack(1) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月11日

京極"夏"彦から始める、読書の"秋"

ずっと読み続けている、シリーズものの小説があります。
京極夏彦氏・著の、所謂"京極堂"シリーズです。そんな"京極堂"シリーズの最新刊が出ていたので、買い求めました。

jami.jpg

最近、音楽は素直なものを聴くことが多い(?)のですが、もともと何かしら不思議なものや変わったものに惹かれる質の自分なので、妖怪の類に対しても興味が尽きません。ちょっと方向はズレますが、そんな流れで"Future is Wild"のフィギュアも買った訳で・・・。

さて"邪魅の雫"というタイトルのこの小説、当然のことながらまだ読み始めてもいませんが、そもそも"陰摩羅鬼の瑕"というこのシリーズの前作が文庫版になっていたのに気付いたのがきっかけで、続けて2冊買うことになったもの。自分自身はこのシリーズ、忘れたころに読み返したりしているので、あんまり間が空いた気はしません。今も読んでいる最中ですし。"邪魅(じゃみ)"とか"陰摩羅鬼(おんもらき)"とか、一体何者?という方はそれぞれのリンクを参照してもらうこととして、要は妖怪変化の一つだと思ってもらえばいいかな、と。

このシリーズの特徴の一つとして、タイトルに必ず妖怪の名前が使われると言うのがあります。作者の京極夏彦氏自身も、かの水木しげる氏と親交のある大の妖怪フリークですから、表紙は別にして、本についてくる栞等の挿絵は妖怪画家・鳥山石燕を手本に京極氏自身が手がけています。

今回は前作の新書版以来5年ぶりに刊行されたということもあって、"京極夏彦全作品解説書"というものが付いていました。その中にも、作者による百鬼夜行を模した妖怪たちの群れが書かれていました。あ、ちなみに小説の中身は妖怪をモチーフにした推理小説とでも言うべきものなので、妖怪そのものを知らなくても充分楽しめます。それに付随した解説なんかも、主人公である"京極堂"こと中禅寺秋彦(名前で気付いたかもしれませんが、これは作者・京極氏の分身とでも言うべき男)が詳しく述べてくれたりする場面もあるので、全くもって心配要りません。と言うか話の中で起こる事件はともかくとして、昭和20年代当時の風俗とやけにリアルに感じる場面描写がクセになること請け合いです。各キャラクターの個性の爆発っぷりにもカタルシスを感じます。

ロック聴いてる人にも、そうでない人にも是非お薦めしたいと思います。

最後にYouTubeから、"邪魅の雫"のプロモーション映像を。ナレーションは、京極夏彦氏ご本人によるものです。作品の中身はこんなにオドロオドロしくないですよ!
posted by haro at 22:52| Comment(2) | TrackBack(1) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月21日

すべてのレコジャケはバナナにあこがれる

recojacke_banana.jpg何をいまさら・・・と言われそうな気もしつつも、紹介。なんとも意味深というか、女性なら大声でタイトルコールはしたくない本である。表紙もかわいくも妖しげ。

音楽が好きなために、音楽本も買ってしまうのはコレクターの性なのか、ウチにも結構な数の音楽関連書籍がありますが、その中でも手軽に見れる割になかなか良く練られた内容です。他にもジャケット天国とかかなり売れてるっぽいレコジャケジャンキーとか似た内容のものもありますが、1000円ちょっとと言うチープさと比較対照の妙で、この本に軍配を挙げたい自分です(造りもチープですが)。

表紙がジミヘンの"Electric Ladyland"(とVelvet Undergroundの1st)のパロディなこれは、毎日インタラクティブで今も連載されている"贋作系表紙美術館"をまとめたものです。発売から2年近く経っているので、既に多くのコレクターさん達の手元にも届いていることは想像に難くはありません。自分も事ある毎に見返しては"ニヤニヤ"するのですが、先日Big Starのレビューを書いた際Tommy Keeneのアルバムを思い出したので、自分でも並べてみたい気になったわけです。

並べてみました。
posted by haro at 19:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月09日

雑誌"TONE"8月号、山野直子と甲本ヒロト

洋楽誌が面白くなくなって、どれくらい経ったのか。まぁ正確に言うと、他のも含めて音楽関係誌自体があんまり面白くない。それでも随分買ってきたし、今も買わないこともないではない。でもネットを除いて紙面として読むのは、ほとんどタワレコのフリーペーパーであるbounce で済ませることが、多くなった(bounce自体、情報の更新はネット先行やしね)。

人によって全く価値観の違う世界で、ロックのフォーマット自体が有効なのかどうか判らなくなった、とは思いたくない。それにしても洋楽専門誌はちょっと退屈だな。まぁそれも人それぞれだから、どの雑誌がどうこう、とか言うのは言いたくないけれども。

それ言うと、Blogにちまちま音楽のことばっかり書いてる自分はどうなんだ、と言うことに突き当たるので、人のことばっかり言っていられないのも事実。まぁ、個人が書いてるAmazonなんかのレビューの方がよっぽど信用に足る部分も多いから、あながち悪くもないか、と自己肯定も。

でも雑誌となると、批評だ批評だと悪口ばっかり書いても売れないし、かといって思い込み先行でべた褒めすると、レコード会社の手先扱い。変にマニアック過ぎても「同人誌」、有名どころばっかりでも「セレブ雑誌か単なるミーハー?」てなことに成りかねない。

ここまではちょっと、捻くれもんの独り言、で。

そういう意味では、今回買った雑誌"TONE "はほど良い加減で良かった気がします。まぁ、これも主観やけども。


TONE

今日は少年ナイフThe Posiesここ で独断偏見レビュー)のライブに行くので、予習を兼ねて、今年25周年だという少年ナイフの山野直子さんと甲本ヒロト さんの対談をチェック。まぁナイフのトリビュート盤 でもなければ雑誌に載ることもないだろう、という顔合わせなので、ページをめくる手も先走る感じでした。共に初期衝動のまんま、今まで音を貫いてる感じがたまりません。直子さんがテニスやってるとか分析家と呼ばれてるとか、ヒロト(この呼び方の方がしっくりくる)がハーモニカやドラムをみようみまねで身につけたとか、興味深い内容でした。個人的には、直子さんの口から語られるKurt Cobainが、生を感じさせてたまりませんでしたが・・・。

他にも2006年前半のロックアルバムを振り返ったり、Stone Roses振り返ったり(何かまた再結成らしき話があるそうですが)、洋邦・新旧問わずな感じでなかなか良かったです。

と・・・よくよく見れば、この雑誌って、元ロキノンの増井修 さんが絡んだ雑誌なんですね。知らなかった。そりゃローゼズも出るわな。やっぱり、なんだかんだ言ってまだまだ踊らされそうな自分。
posted by haro at 13:39| Comment(0) | TrackBack(1) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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