2006年10月11日

京極"夏"彦から始める、読書の"秋"

ずっと読み続けている、シリーズものの小説があります。
京極夏彦氏・著の、所謂"京極堂"シリーズです。そんな"京極堂"シリーズの最新刊が出ていたので、買い求めました。

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最近、音楽は素直なものを聴くことが多い(?)のですが、もともと何かしら不思議なものや変わったものに惹かれる質の自分なので、妖怪の類に対しても興味が尽きません。ちょっと方向はズレますが、そんな流れで"Future is Wild"のフィギュアも買った訳で・・・。

さて"邪魅の雫"というタイトルのこの小説、当然のことながらまだ読み始めてもいませんが、そもそも"陰摩羅鬼の瑕"というこのシリーズの前作が文庫版になっていたのに気付いたのがきっかけで、続けて2冊買うことになったもの。自分自身はこのシリーズ、忘れたころに読み返したりしているので、あんまり間が空いた気はしません。今も読んでいる最中ですし。"邪魅(じゃみ)"とか"陰摩羅鬼(おんもらき)"とか、一体何者?という方はそれぞれのリンクを参照してもらうこととして、要は妖怪変化の一つだと思ってもらえばいいかな、と。

このシリーズの特徴の一つとして、タイトルに必ず妖怪の名前が使われると言うのがあります。作者の京極夏彦氏自身も、かの水木しげる氏と親交のある大の妖怪フリークですから、表紙は別にして、本についてくる栞等の挿絵は妖怪画家・鳥山石燕を手本に京極氏自身が手がけています。

今回は前作の新書版以来5年ぶりに刊行されたということもあって、"京極夏彦全作品解説書"というものが付いていました。その中にも、作者による百鬼夜行を模した妖怪たちの群れが書かれていました。あ、ちなみに小説の中身は妖怪をモチーフにした推理小説とでも言うべきものなので、妖怪そのものを知らなくても充分楽しめます。それに付随した解説なんかも、主人公である"京極堂"こと中禅寺秋彦(名前で気付いたかもしれませんが、これは作者・京極氏の分身とでも言うべき男)が詳しく述べてくれたりする場面もあるので、全くもって心配要りません。と言うか話の中で起こる事件はともかくとして、昭和20年代当時の風俗とやけにリアルに感じる場面描写がクセになること請け合いです。各キャラクターの個性の爆発っぷりにもカタルシスを感じます。

ロック聴いてる人にも、そうでない人にも是非お薦めしたいと思います。

最後にYouTubeから、"邪魅の雫"のプロモーション映像を。ナレーションは、京極夏彦氏ご本人によるものです。作品の中身はこんなにオドロオドロしくないですよ!
posted by haro at 22:52| Comment(2) | TrackBack(1) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして
私も京極先生は大好きです。
ただ、本のあつさがあの通りですので、最近は一時停止で塗仏前でとまってます。
邪魅の雫は色々なごたごたがあった後で心配でしたが、ようやく出版されてほっとしています。

これからまた本の山に挑みます。
秋は終わりそうですけれども。
Posted by GING SHOW at 2006年10月22日 21:00
GING SHOWさん、はじめまして。

京極氏の小説の分厚さ(笑)!確かにその通りですね。まずあの厚さにヒイてしまう人多数、でしょうねー。

それに満員電車で片手でも読める、なんて言う配慮は為されてないですからねぇ(爆)

でも決して読みにくい内容でもないですし、上記のことをクリアしたらハマル人も多数!てな感じにはなると思います。

遅読の自分もこの秋に読みきれるのかどうか、不安です。

また京極話いたしましょう。
Posted by haro at 2006年10月23日 20:23
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