2008年06月25日

31Knots "Worried Well"

日本じゃお盆過ぎの8月19日の暑ーい時期に、31 Knotsの新作"Worried Well"が出ます。

前作"The Days And Nights Of Everything Anywhere"も相当中身の濃ゆ〜い作品でしたが、新作はさらにその強度が増しているみたいです。

ただ一聴する限りでは、いつも音にすき間があるせいか、それほど暑苦しい感覚は持てないのが彼らの不思議なところ。

WorriedWell_31Knots_300.jpg


新曲について、彼らのMySpaceでは"Compass Commands"が試聴可。こちらでは"The Breaks"が聴けます。

Radioheadばりの実験性をもちながら、Museばりの濃密なメロディーを放ち、それでいてツアーで同行したJoan Of Arcのような孤高の佇まい。

Radioheadの特徴はいまさら説明するまでもないとは思うんですが、自分なりの感覚で言えば、実験性をもちながらも、どこかすぐ近くで鳴らされているような、そんな親近感をもちやすいサウンドが人を魅了してやまないのだと思います。Radiohead程ではないにしろ、単純なバンドサウンドに終始していない部分(実際にGr.Ba.Dr.以外の音にも貪欲)で同じ姿勢を感じます。

Museに関しては、初期のころは結構聞いてましたが、作品を追うごとにオペラ化していくような仰々しさについていけなくなりました…。ただマイナーメロを多用する部分については、31 Knotsとも共通しているのかもしれません。ただしMuseを"劇場"型とするなら、彼らは"激情"型って感じでしょうか。

Joan Of Arcは中心人物Tim Kinsellaの活動も含め、Radioheadとは違った意味(Thom Yorkeは流行を咀嚼するのも上手いし、そういう意味でも親近感があるのかも)で実験精神をもちながらも、前述のUKバンドとは違った大陸的なスケール感と色々なジャンルを行ったり来たりする掴みどころのなさが却って魅力的。

そして肝心の31 Knotsに関しても、そんな掴みどころのなさは共通項として一つあると思います。加えて、(内に秘めた)平熱で周りを熱くするような日常性と(ここがMuseと一番大きく違うところ)、3ピースでありながら複雑な構成を易々とこなしてしまうスゴさ。Joan Of Arcと違うのは、より緊張感を保っている部分でしょうか。

31Knots_live.jpg


あぁー例えれば例えるほど、もう半分くらい自分でも何を言ってんだか判らなくなってきました。それくらい、彼らの魅力を伝えるのって難しい。解る人には解るとか言いたくないからこそ、紹介文書いてるのに。書ききれないもどかしさ。

何しろ1stから前作まで、駄作無し。ですので、ぜひご一聴を。

・リリース元Polyvinyl Records31 Knotsのページ

<追記>
キター!日本盤リリース元のStiffSlackさん招聘による、31 Knots来日公演がケッテー!!

Worried Well
01. Baby Of Riots 
02. Certificate
03. The Breaks
04. Something Up There This Way Comes
05. Take Away The Landscape
06. Strange Kicks
07. Opaque / All White
08. Worried But Not Well
09. Compass Commands
10. Statistics And The Heart Of Man
11. Upping The Mandate
12. Between 1&2
13. Turncoat *
14. Who Goes There? *
(* 日本盤ボーナストラック:japanese release bonus track)
posted by haro at 01:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月15日

Kings Of Leonの新作(4枚目!)

ここ1ヶ月間、音楽を熱心に聴いていた訳ではないんですけど・・・

ボーッとしてた脳みそに、6月13日付けのVibeのニュースでKings Of Leonの新譜についてVo.のカレブが語ってるのが載ってて「グサッ」と来たんで、ここにも転記することにしました。

過去にも一回、彼らの新譜について「出ないかな」と探してた記事をエントリしましたが(3枚目"Because Of The Times"の話が出始めの頃)、彼らについてまたまた新譜の話。

ここ1ヶ月間で音楽に関して自分的な動きと言えば、我らがThe Matsのリマスター盤を4枚とも購入してみたりだとか(ボートラを含めて無論素晴らしい!)、The Mats周辺を漁ってみたりだとか、Radioheadの日本公演のチケットを買おうか買うまいか悩んでみたりだとか(どうも他の国では評判がよろしくない様なお話を聞きますが)、70年代ロックのアルバムを聞き回ってみたりだとか、何だかフニャフニャと判然としない態度だったりしました。

やっぱり新譜で"ガツン"とやられたい気分だったりしたのは、事実です。イギリス勢は勢いはあるんですが、どうも烏合の衆のように感じるのは自分だけ?やっぱりアメリカ勢に頑張って欲しいというのが、本音のようです。R.E.M.の新作も素晴らしいですし、Breedersの新譜(全部がAlbini録音じゃないみたいです)も素晴らしいことは百も承知。でもやっぱりベテラン勢じゃなくて、新しい血が暴れまわるような、そんな躍動感が欲しい。しかも流行りもの系で無くて。まぁKOLにしても4枚目なんで、全くの新人でもないんですけどね。

とは言え、そのKings Of Leonはイギリスで、しかも伝統的ロックフェスGlastonbury Festival(グラスト)で、今夏トリを取ってしまうと言う・・・やっぱりイギリス人の方が目(耳)の付けどころが違うのか。

作品を追うごとに格段にスケールアップしてきてるなぁ、彼ら。

KOL

そこへ来て、4作目に向けたカレブから「薬のせいなのか、何なのかわからんが、メロディーは俺がこれまで作ったどの曲よりもぐっと強力になってる。マジで素晴らしい曲ができてるぜ」って、何とも頼もしいコメント。

MySpaceではまだ新曲はアップされてないようですが、アルバムには"Cold Desert"や"Crawl"と言った曲が含まれている模様。早速、YouTubeで新曲(Cold Desert?)がアップされていた(6月12日のタンパでの演奏なんで、ホント最近)。カレブの語っている通り、メロディーの立ってる名曲入りほぼ確定の一曲。併せてCrawlの演奏もYouTubeでどうぞ。こっちは勢いを残しつつも、重みのあるリフとタメがカッチョえぇナンバー。

現在彼らは、4公演のみながらPearl Jamのオープニングアクトとしてツアー中。てかKings Of Leonの後、Ted Leoがオープニング務めるのか!

今年初めにはRadioheadのエドから「世界一のバンド」と褒めたたえられたり、2005年にはU2からサポートのオファーを受けたりOasisKillersTravisのメンバーがライブを見に来たり、と玄人好きな佇まいをしたところもありながらも、今だに地元Nashvilleでレコーディングしてるところも彼ららしい。

新譜は9月を予定とのこと。海外では、各メディアで2007年のベストアルバムに軒並み選出されていた前作。さて、新作は如何に。

元ネタのRolling StoneNMEの記事はコチラコチラ

<追記>アルバムタイトルは“Only By The Night”で9月23日発売予定
posted by haro at 22:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。