2008年06月25日

31 Knots "Worried Well"

日本じゃお盆過ぎの8月19日の暑ーい時期に、31 Knotsの新作"Worried Well"が出ます。

前作"The Days And Nights Of Everything Anywhere"も相当中身の濃ゆ〜い作品でしたが、新作はさらにその強度が増しているみたいです。

ただ一聴する限りでは、いつも音にすき間があるせいか、それほど暑苦しい感覚は持てないのが彼らの不思議なところ。

WorriedWell_31Knots_300.jpg


新曲について、彼らのMySpaceでは"Compass Commands"が試聴可。こちらでは"The Breaks"が聴けます。

Radioheadばりの実験性をもちながら、Museばりの濃密なメロディーを放ち、それでいてツアーで同行したJoan Of Arcのような孤高の佇まい。

Radioheadの特徴はいまさら説明するまでもないとは思うんですが、自分なりの感覚で言えば、実験性をもちながらも、どこかすぐ近くで鳴らされているような、そんな親近感をもちやすいサウンドが人を魅了してやまないのだと思います。Radiohead程ではないにしろ、単純なバンドサウンドに終始していない部分(実際にGr.Ba.Dr.以外の音にも貪欲)で同じ姿勢を感じます。

Museに関しては、初期のころは結構聞いてましたが、作品を追うごとにオペラ化していくような仰々しさについていけなくなりました…。ただマイナーメロを多用する部分については、31 Knotsとも共通しているのかもしれません。ただしMuseを"劇場"型とするなら、彼らは"激情"型って感じでしょうか。

Joan Of Arcは中心人物Tim Kinsellaの活動も含め、Radioheadとは違った意味(Thom Yorkeは流行を咀嚼するのも上手いし、そういう意味でも親近感があるのかも)で実験精神をもちながらも、前述のUKバンドとは違った大陸的なスケール感と色々なジャンルを行ったり来たりする掴みどころのなさが却って魅力的。

そして肝心の31 Knotsに関しても、そんな掴みどころのなさは共通項として一つあると思います。加えて、(内に秘めた)平熱で周りを熱くするような日常性と(ここがMuseと一番大きく違うところ)、3ピースでありながら複雑な構成を易々とこなしてしまうスゴさ。Joan Of Arcと違うのは、より緊張感を保っている部分でしょうか。

31Knots_live.jpg


あぁー例えれば例えるほど、もう半分くらい自分でも何を言ってんだか判らなくなってきました。それくらい、彼らの魅力を伝えるのって難しい。解る人には解るとか言いたくないからこそ、紹介文書いてるのに。書ききれないもどかしさ。

何しろ1stから前作まで、駄作無し。ですので、ぜひご一聴を。

・リリース元Polyvinyl Records31 Knotsのページ

<追記>
キター!日本盤リリース元のStiffSlackさん招聘による、31 Knots来日公演がケッテー!!
Worried Wellworriedwell_j.jpg01. Baby Of Riots 
02. Certificate
03. The Breaks
04. Something Up There This Way Comes
05. Take Away The Landscape
06. Strange Kicks
07. Opaque / All White
08. Worried But Not Well
09. Compass Commands
10. Statistics And The Heart Of Man
11. Upping The Mandate
12. Between 1&2
13. Turncoat *
14. Who Goes There? *
(* 日本盤ボーナストラック:japanese release bonus track)
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2008年06月15日

Kings Of Leonの新作(4枚目!)

ここ1ヶ月間、音楽を熱心に聴いていた訳ではないんですけど・・・

ボーッとしてた脳みそに、6月13日付けのVibeのニュースでKings Of Leonの新譜についてVo.のカレブが語ってるのが載ってて「グサッ」と来たんで、ここにも転記することにしました。

過去にも一回、彼らの新譜について「出ないかな」と探してた記事をエントリしましたが(3枚目"Because Of The Times"の話が出始めの頃)、彼らについてまたまた新譜の話。

ここ1ヶ月間で音楽に関して自分的な動きと言えば、我らがThe Matsのリマスター盤を4枚とも購入してみたりだとか(ボートラを含めて無論素晴らしい!)、The Mats周辺を漁ってみたりだとか、Radioheadの日本公演のチケットを買おうか買うまいか悩んでみたりだとか(どうも他の国では評判がよろしくない様なお話を聞きますが)、70年代ロックのアルバムを聞き回ってみたりだとか、何だかフニャフニャと判然としない態度だったりしました。

やっぱり新譜で"ガツン"とやられたい気分だったりしたのは、事実です。イギリス勢は勢いはあるんですが、どうも烏合の衆のように感じるのは自分だけ?やっぱりアメリカ勢に頑張って欲しいというのが、本音のようです。R.E.M.の新作も素晴らしいですし、Breedersの新譜(全部がAlbini録音じゃないみたいです)も素晴らしいことは百も承知。でもやっぱりベテラン勢じゃなくて、新しい血が暴れまわるような、そんな躍動感が欲しい。しかも流行りもの系で無くて。まぁKOLにしても4枚目なんで、全くの新人でもないんですけどね。

とは言え、そのKings Of Leonはイギリスで、しかも伝統的ロックフェスGlastonbury Festival(グラスト)で、今夏トリを取ってしまうと言う・・・やっぱりイギリス人の方が目(耳)の付けどころが違うのか。

作品を追うごとに格段にスケールアップしてきてるなぁ、彼ら。

KOL

そこへ来て、4作目に向けたカレブから「薬のせいなのか、何なのかわからんが、メロディーは俺がこれまで作ったどの曲よりもぐっと強力になってる。マジで素晴らしい曲ができてるぜ」って、何とも頼もしいコメント。

MySpaceではまだ新曲はアップされてないようですが、アルバムには"Cold Desert"や"Crawl"と言った曲が含まれている模様。早速、YouTubeで新曲(Cold Desert?)がアップされていた(6月12日のタンパでの演奏なんで、ホント最近)。カレブの語っている通り、メロディーの立ってる名曲入りほぼ確定の一曲。併せてCrawlの演奏もYouTubeでどうぞ。こっちは勢いを残しつつも、重みのあるリフとタメがカッチョえぇナンバー。

現在彼らは、4公演のみながらPearl Jamのオープニングアクトとしてツアー中。てかKings Of Leonの後、Ted Leoがオープニング務めるのか!

今年初めにはRadioheadのエドから「世界一のバンド」と褒めたたえられたり、2005年にはU2からサポートのオファーを受けたりOasisKillersTravisのメンバーがライブを見に来たり、と玄人好きな佇まいをしたところもありながらも、今だに地元Nashvilleでレコーディングしてるところも彼ららしい。

新譜は9月を予定とのこと。海外では、各メディアで2007年のベストアルバムに軒並み選出されていた前作。さて、新作は如何に。

元ネタのRolling StoneNMEの記事はコチラコチラ

<追記>アルバムタイトルは“Only By The Night”で9月23日発売予定
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2008年05月10日

リプレイスメンツ・リイシュー第一弾のその後

日本では連休も終わって、いよいよ夏っぽくなってきたこの頃(あいにく今日は雨で気温も低め)。

Matsのリイシュー第一弾の4枚分が出て、本日(5月10日付)のBillboardのチャートでも"Let It Be"が初登場14位です。LetItBe_on_chart(May.10.08).jpg
明らかに、今回のチャートアクションが過去最高だと思います。チャートに載ってまだ第一週目なので、次週以降どんなことになるのか判らないですが。

Billboardでは"リプレイスメンツが再結成(かも)"くらいの記事も掲載してるので(自分は信じたい気持はあるけど、疑心暗鬼気味)、それに合わせてなんでしょうが、"Do You Plan On Checking Out the Replacements In Concert?(リプレイスメンツのコンサートに行く予定は?)"なんてアンケートも取ってます。144名からの回答結果は以下。

49%: Yes! I "Can't Hardly Wait."
→ そりゃもう!“待ち切れまへん”!
12%: Only if the price is right... "We're Coming Out."
→ チケットの値段が適正なら、“行ってまうがな”!
14%: No way. I'd rather you "Take Me Down To The Hospital."
→ いや〜、それより“病院に連れてってもらった方がええな”
25%": Who are the Replacements? ("I Hate Music.")
→ リプレイスメンツって誰?(“音楽が嫌いやねん”)

てな感じでした。

<追記>
9月のイリシュー第二弾(Sire Records時代の4作)が終わった後、いよいよiTunesでもMatsのアルバムが買えることになるみたいです!!
これで、もっと広く聴かれることになると思います。
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2008年04月13日

リプレイスメンツ・リイシューに先駆けて

The Matsリイシューにはまだしばらく(HMVでの日本発売は、一カ月弱も!)ありますが、各ブログでも徐々に前夜祭のようになってきています。

Paul At Live


Pitchforkのニュースでもリイシューのボーナストラックから一部が聴けるようになっていて、3曲分がストリーム試聴できます。

If Only You Were Lonely
Perfectly Lethal
Temptation Eyes

こちらでも、その3曲が聴けるようにタグを貼り付けておきます。







有名なファンサイト"Color Me Impressed"のブログからは、さらにもう一曲"Who's Gonna Take Us Alive"が提供されていますが、「リイシュー分からのテイクかどうかわからないけれども…」という注釈付きの多少ラフなバージョンです。



以上の4曲はどれも素晴らしいですが、特に興味深いのは一曲目の"If Only You Were Lonely"でしょう。1981年の8月リリースの"I'm In Trouble"のB面として発表されたこの曲が、The Matsが始まったばかりの頃からポールがソングライター/メロディメイカーとしての才能を発揮していたことを物語っています。

そして嬉しいことに、雑誌"Spin"の5月号では彼らの特集記事が掲載されるとのこと!!来週以降には店頭に並ぶだろう、とここには書いてます。
"Tommy, Paul, Chris and Peter Jesperson were all interviewed."
ってことですから、The Mats最初期の生き証人全員が揃い踏みです。

ちなみに、Tommyに関してはGuns'n'Rosesのアルバム"Chinese Democracy"の完成版が、やっとレーベルの手に渡ったらしいので、Tommyの弾いているGunsの楽曲がやっとパッケージングされることになります。ってホントか?

話がそれましたが、今年の秋に開催予定のロックフェス"Austin City Limits"にもポールが出演するという噂ですし、かなり貴重な瞬間になるんじゃないでしょうか?って、これもホントか?2006年12月に手を怪我してから、ミネアポリスからあまり動いていないように感じているのですが、今年は活動的なポールが見れるのでしょうか?

自分も一人The Matsフェス状態ですが、彼らのMP3をまとめて聴けるサイトを紹介して、今日のところは閉めたいと思います。

Licorice Pizza (Matsのラストライブが聴けます:一番下の"Unzip It"をクリックして、次ページで"Free"を選択:登録は必要ですが、無料です)
THAT TRUNCHEON THING (1987年の"Pleased To Meet Me"Tour中:NYのRitzでのライブが聴けます)
I Am Fuel, You Are Friends (ポールもマッツも聴けるMP3のリンク集)
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2008年04月10日

The Kooks Widget

The Kooksの"Konk"日本盤先行発売記念です。

タグ:新譜 The Kooks CD
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2008年03月30日

1991年〜1992年

現行のクロスビートで、"1991年の革命"という内容の特集が掲載されている。

クロスビートもロッキングオンも、それぞれにネタに困ったときの傾向があるけれども、クロスビートの場合は何の脈絡もない場合が多い、と思っている。

しかし今月の特集が功を奏したのか、先月分よりも店頭在庫数が明らかに少ないようで(近くのツタヤでは先月分がまだ山積み…)。

困った時の"にるばな頼み"ってな訳で、表紙ではカートがシャウト中。Rolling Stone日本版でも創刊時の2号連続でNirvanaが表紙だったし(でも今回は、何故だか中島美嘉)、ロッキングオンでも現役以外のバンドではZeppelinと並んで多いんじゃないだろうか。最近じゃ年一回くらいは、どこかの雑誌で特集が組まれていたりする。まぁDVDがリリースされたり映画が公開されたり、コンバースが発売されたり…、本人が関与しているところはともかくとして、どうなんだろ。


ただ気になったのはKurtが表紙だからではなくて、1991年という年はホント特別だったなぁ、と。

「1991年が云々」という短いコメントや、過去Snoozerで特集があったものの、それ以外でまとめたものってない?かも。1991年を駆け足で振り返ることができるという意味では、便利なツール。

Nirvanaが"Nevermind"をリリースした'91年9月は、もちろん後から振り返れば素晴らしい月になったことは間違いないけれど、自分の中で本格的にブレークしたのって92年以降だったりする。それはもう間違いなく自分のバンドでコピーしたのと、ライブを見に行ったことに尽きるように思う。

そういう91年中、(グランジは知ってても)メインで聴いていたのはUKものが多くて、USものでもレッチリMudhoneyPearl Jamなんかは早い時期に聴いていたけれど、UKもので思い出されるとすればNeds Atomic DustbinSwervedriverとかJesus Jonesかな?と(マイブラとかではない)。

上記三組は、その時期の勢いは無いにしろ、未だに存命中。正確には復活組も含めて。あ、マイブラもか。

Neds Atomic Dustbinオフィシャルページ
Swervedriverオフィシャルページ
Jesus Jonesオフィシャルページ

Neds Atomic Dustbin

Nedsに関しては去年ベストアルバムが出たり、ライブDVDを出したりと結構精力的に動いている(新曲が出た2006年から今まで、新作のアルバム情報はないけれど)様子。復活してからの情報は、チョコチョコとチェックしてたりする自分です。上記3組の中では、実は一番思い入れがあったりもするので。Nirvanaのライブと同時期に、来日ライブも見に行ってますし。ちなみに一番好きなアルバムは、"Kill Your Television"の入った1stも捨てがたいけども、今聴くなら"Are You Normal?"。"Nevermind"のMixerだったAndy Wallaceプロデュースだし、ってこともあって、音もしっかりしている。最初に聴いた時には単調に聞こえた曲調も、今聴くと得難い個性になっている。

Jesus Jones

Jesus Jonesは、さる日本のバラエティー番組のオープニングに使われてたり、未だに"Right Here, Right Now"を耳にすることも多くて(そーいやヒラリー・クリントンの選挙キャンペーンソングでもありました)、なんだかんだ言っても影響力は強いバンド。アメリカでブレイクした時は、Bon Joviともやってました。ただし、現在Vo.のMike EdwardsThe Blazing Zoosというバンドをメインに活動している様子。Jesus Jonesとしてのリリースも、2004年を最後にないし。思えばSonic Maniaで久々に来日したのも2004年だったな。ヒラリーが当選した暁には、何か新しい動きでもある?メンバーのBarry D.ことIain Bakerそのあたりのことを自身のブログに書いてるけれども、復活については触れてない…。

Swervedriver

しかしSwervedriverに至っては、5月から本格的にツアーを開始する。イギリスじゃなくてアメリカで!!まぁ、当時からイギリス的と言うよりもアメリカ的な要素が強かったから、当然と言えば当然。ベストアルバムリリース復活の話にいちいち胸を躍らせてきた自分としては、このままの勢いで日本にも来て欲しい。

Neds Atomic Dustbinファンサイト
Jesus Jonesファンサイト

と2組については結構有名なファンサイトが現存してるけれども、Swervedriverには日本語のファンサイトはなかった。誰か作ったりしないかな。今更ながら。復活劇とともに、新しいシューゲイザーファンあたりがやってくれそうな予感。
posted by haro at 18:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月24日

アルバムじゃなくて、映画"Let It Be"

ここでいう"Let It Be"は、もちろんThe Beatlesでいうところの"それ"ではなくて、The Matsことリプレイスメンツの"それ"なので、悪しからず。

それだけ断って始めたいと思いますが、時は80年代中後期、良質のインディーバンドを多数(と同時に多くの産業ロックも)輩出していたアメリカ。世は未だR.E.M.のメジャーでの成功も、Grungeの喧騒も知らなかった頃。

架空のバンド"The Renegades"を通じて、その頃のUSインディーシーンを描き出そうとしている映画が"Let It Be"です。映画は昨年の秋から噂になっていたものですが、この3月に入ってトレーラー(予告編)が公開されてます。

主演はアトランタ出身のバンドThe Black Lipsで、プロデューサーは"The Breakfast Club"や"Fried Green Tomatoes"等の名作に関わってきたAndrew Meyer

ここには
"The Renegades in the film, which will examine the indie-rock/punk landscape of the mid-80s with references to The Replacements (if you didn’t get that from the title), Husker Du and Sonic Youth all thrown in."

「(ブラック・リップス演じるところの)レネゲイズ("裏切り者たち")は、映画の中で(たとえそのタイトルからは判らなかったとしても)リプレイスメンツ、ハスカー・ドゥやソニック・ユースらを全てぶち込んで、80年代中期のインディーロック/パンクの背景を実証しようとしている」

と書かれていて、"Let It Be"というタイトルがモロにそうなのに加えて、リンク先のトレーラーを見てもらっても分かるように、彼らをインタビューしている番組も"Left Of The Dial"(言わずと知れた"Tim"の中の名曲)なら、バンドメンバー4人中2人が、SlimTommy(後の2人は何故かBrianにBilly…)と、Matsのファンならニンマリしてしまうこと必至。

The Mats in four


欲を言えば、PaulChrisBobも出して欲しかった…かも。

他にもインタビュー中に「君たちの"Moist Vagina"をSonic Youthにカバーされた時…」(Moist VaginaはNirvanaの曲)とか、「Henry Rollinsと会ったのはどうだった」とか、現実世界とのリンクもそれとなく挿入されてます。

個人的には、映画"Bandwagon"のような(過去サントラのレビューもしました)、愛すべきロックバンドの姿を描いた映画になっていることを望みます。

映画は夏ごろ公開の予定。さて"USインディー"という我が国に取ってなじみの薄いテーマで、"ブレックファストクラブ"や"フライドグリーントマト"みたいに、「全国一斉ロードショー」されるのでしょうか?

映画"Control"も公開されるし、大丈夫かな?でも、それってAnton Corbijnだからか?
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2008年03月22日

The Kooks 新作間近

ここのところ1か月に1回ペースの更新が続いていたので、久しぶりに連続投稿を。

サマソニに新人さんが来る、という話は毎度ながら、ひとつ前のエントリに挙げた新人5組中3組がサマソニ決定で、今年はちょっと行って見たかったりします。

そんなサマソニには、過去2回取り上げたThe Wombatsも出演だし、DevoのドラムはJosh Freeseが務めるみたいだし、再結成した際のPixiesバージョン"Head On"はライブで聴けたけれども、再結成Jesus And Mary Chainによる"Head On"も是非とも聴いてみたいし(Just Like Honeyももちろん)…

と、何かしら取り上げてきた内容とリンクする人たちが集まってるので、春先からちょっとムズムズしてます。

で、そのメンツの中にThe Kooksもいて、これがまた刺激してくる。

Kooks_Konk


新作の"Konk"の発売を前にして、単独来日もこないだ終わったばかり日本独自編集盤のEPもリリースされてるし、限定の2枚組仕様もリリースされ、夏に向けて前作以上のプロモーションが展開されるのは必至です。

Kooksの良さは Vo.Lukeの締め付けられるように切ないハスキーな声と、そのソングライティング力に尽きると思います。前作"Inside In/Inside Out"のアコースティック盤は、そんな素の魅力が溢れ出てました。今度の2枚組に限らず、シングルや日本向けボーナストラック等々、正規のアルバム以外にも名曲がまだまだ生まれそうな彼ら。前エントリのThe Charlatans同様、曲の良さで知名度を上げてきた彼らも、息の長いバンドになりそうです。

Razorlightの傑作だった2作目も2006年、Kooksの1作目も2006年で、2年前はこの2作品が自分の中のUKを引っ張っていた印象があります。

新作からの曲はMySpaceでも聴けますが、彼らのOfficialのYouTubeからプロモを紹介 → こちら
posted by haro at 16:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

The Charlatans "You Cross My Path"

ここのところあんまり元気のよろしくなかった(と書くとずっとファンでいる人たちに怒られそうですが)、The Charlatansの新しいアルバムがすこぶる良い!

You Cross My Path


フリーダウンロード出来ると聞いてから、楽しみにしていたニューアルバム"You Cross My Path"です。先行でダウンロード出来たシングルも素晴らしかったので、「これは…」と思っていたのですが、期待以上でした。

UKの新人君たちの勢いもあって、ベテラン勢の方がいま一つスポットを浴びにくくなっている気がする2008年(まぁ去年もそうだったけども)。

Los Campesinosしかり、Cajun Dance Partyしかり、These New Puritansしかり、The Young Knivesしかり、Joe Lean And The Jing Jang Jongしかり、基本的にコンパクトでわかりやすいメロディが身上のバンドばかり(These New Puritansは、ちと違うが…)。そーいや、内3組はサマソニ来日決定。

一時期のニューウェーブかぶれのバンドばかりという状況からしたら、なんか健全な気がします。個人的な見解(というか趣味)ですけど。The Jing Jang Jongは、結構好きです。

で、ベテラン勢は言えば、昨年末のLed Zeppelin復活劇も記憶に新しいですけど、The VerveJesus And Mary Chainに、決定打はMy Bloody Valentineの復活、と80年代末から90年代にかけて、洋楽を聴いていた人間にとっては、まさにドンピシャ。

…と、何かこのままじゃ、冒頭の話がどんどん逸れていってしまいそうですが。

新人君と(人気バンドの)復活組は、注目度が高くなるのは当然。

反対に、着実にキャリアを積み重ねてきて、作品の力だけでジワジワと広がっていく評判ほど地味ながらも強いものはない、とも思います。まさに今回の復活組が活躍してた時期から、ずっと今まで活動を続けている数少ないバンド ― The Charlatansはまさに、作品の力でファンを広げてきたと断言できます(下の写真見ても判りますが、決して派手じゃないですから)。

The Charlatans


今回のシャーラタンズのアルバムは、3月3日のフリーダウンロード開始から1週間で3万ダウンロード以上を記録Radioheadの120万ダウンロードとはいかないまでも、着実に支持層は広がるんじゃないでしょうか。もちろん、ある程度の知名度があってのことは承知の上で。

フロントマンのTim Burgessのソロもあったりして、ここんところ迷走気味なイメージがあって(作品そのものが酷かったわけでもない)、順調にキャリアを重ねてきた彼らも下降線をたどってるような、そんな気にさせられてました。

CDアルバムの発売は5月(邦盤はDVD付き)、と結構先なので、このタイミングでリリースしたのは、彼らにもかなりの自信があってのことだと思います。実際、その自信に見合うだけの傑作に仕上がっている、と自分も思います。"The Only One I Know"で、マンチェ組の末っ子扱いだったときから考えたら、数万光年の開きがある気がしますが、18年(!)経って新人並みの新鮮さとベテランとしての力強さを兼ね備えているのは、このバンドの特筆すべき部分だし、それが逞しさにつながっている気がして嬉しい限りです。

アルバム"You Cross My Path"のダウンロード先はこちら
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2008年02月26日

The Mats Reissue !! (リプレイスメンツ再び!)

ポールのBlogにて発表されてから2週間くらい経っちゃってるので、ニュースにさえ成り得ないのですが、これは載せなくては、と。

去年の6月から一回も取り上げてない(汗)・・・我がリプレイスメンツから、俄かに降って湧いたかのような突然のリイシュー!!一昨年のベスト盤発売時にも、奇跡の再結成が成されたことは記憶に新しいくらいですが、今回のアルバム再発が来日への追い風になってくれないでしょうか。

The Replacements' first three albums and an EP will be reissued in remastered, expanded form this spring, completing a long awaited upgrade of the seminal band's early work. "Sorry Ma, Forgot To Take Out the Trash", "Stink", "Hootenanny" and "Let It Be" will arrive April 22 via Rhino.

バンド初期の名作"Sorry Ma,…"から"Let It Be"までの4作(Twin/Toneレーベルからのもの)が待望のリマスター&リイシュー。しかもそれぞれに追加音源が!!4月22日に件のベスト盤をリリースしたライノから出るとのことなので、これは絶対に外せません。

LetItBe


特にバンド初期のマスターピース"
Let It Be"は、現在書店に並んでいるRolling Stone誌にてGreen DayBilly Joe Armstrongも挙げていますし、そんな例を出すまでもなく、リプレイスメンツと言えばこのジャケが目に浮かぶというくらい、(大上段に構えず、屋根の上から世界を臨むような)彼らの立ち位置や音楽性を端的に表している一枚だと思います。

個人的には、このブログのタイトルの由来ともなった"Within Your Reach"を含む"Hootenanny"は、より思い入れも深いですが、彼らの歴史を振り返って見ても、その後の静と動のThe Matsを形作った一枚だと言えます。

当然、その前の2枚(1枚はEP扱い)は荒削りな部分が目立ちはしますが、既にリプレイスメンツとしてのカラーは確立しつつあるのが、メロディーとポールの声を通してはっきりと判ります。特に"Stink"はEPながらも侮れません。

これらの作品は、今まで様々な音楽が通ってきた錆びれた耳のトンネルであっても、もう一度一陣の風を吹かせることのできるマジックを宿しているはず。名盤と呼ばれるものはどれもそうだとは思いますが、そうでなければ、発売から半世紀も経った(Sorry Ma…に至っては27年も!)アルバムに追加音源を入れてまで発売することが、単なる酔狂になってしまいます。ちなみに"Let It Be"の追加音源にはT.Rexの"20th Century Boy"のカバーが!これを聴くだけでも価値ありでしょう。

さらにさらに…Billboardの記事には、こんなことが!!

Later this year, Rhino will continue the reissue campaign with expanded editions of the Replacements' Sire catalog: "Tim", "Pleased To Meet Me", "Don't Tell a Soul" and "All Shook Down".

なんと!Twin/Toneレーベルのもののみならず、Sireレーベルのカタログも今年の終り頃に予定されている、と!!

このリイシューが単なるコレクターの慰み物にならないようにする為にも、この紹介記事が日本の洋楽ファン、いや全音楽ファンに届きますように。
posted by haro at 19:23| Comment(0) | TrackBack(0) | The Mats | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする