前作"The Days And Nights Of Everything Anywhere"も相当中身の濃ゆ〜い作品でしたが、新作はさらにその強度が増しているみたいです。
ただ一聴する限りでは、いつも音にすき間があるせいか、それほど暑苦しい感覚は持てないのが彼らの不思議なところ。

新曲について、彼らのMySpaceでは"Compass Commands"が試聴可。こちらでは"The Breaks"が聴けます。
Radioheadばりの実験性をもちながら、Museばりの濃密なメロディーを放ち、それでいてツアーで同行したJoan Of Arcのような孤高の佇まい。
Radioheadの特徴はいまさら説明するまでもないとは思うんですが、自分なりの感覚で言えば、実験性をもちながらも、どこかすぐ近くで鳴らされているような、そんな親近感をもちやすいサウンドが人を魅了してやまないのだと思います。Radiohead程ではないにしろ、単純なバンドサウンドに終始していない部分(実際にGr.Ba.Dr.以外の音にも貪欲)で同じ姿勢を感じます。
Museに関しては、初期のころは結構聞いてましたが、作品を追うごとにオペラ化していくような仰々しさについていけなくなりました…。ただマイナーメロを多用する部分については、31 Knotsとも共通しているのかもしれません。ただしMuseを"劇場"型とするなら、彼らは"激情"型って感じでしょうか。
Joan Of Arcは中心人物Tim Kinsellaの活動も含め、Radioheadとは違った意味(Thom Yorkeは流行を咀嚼するのも上手いし、そういう意味でも親近感があるのかも)で実験精神をもちながらも、前述のUKバンドとは違った大陸的なスケール感と色々なジャンルを行ったり来たりする掴みどころのなさが却って魅力的。
そして肝心の31 Knotsに関しても、そんな掴みどころのなさは共通項として一つあると思います。加えて、(内に秘めた)平熱で周りを熱くするような日常性と(ここがMuseと一番大きく違うところ)、3ピースでありながら複雑な構成を易々とこなしてしまうスゴさ。Joan Of Arcと違うのは、より緊張感を保っている部分でしょうか。

あぁー例えれば例えるほど、もう半分くらい自分でも何を言ってんだか判らなくなってきました。それくらい、彼らの魅力を伝えるのって難しい。解る人には解るとか言いたくないからこそ、紹介文書いてるのに。書ききれないもどかしさ。
何しろ1stから前作まで、駄作無し。ですので、ぜひご一聴を。
・リリース元Polyvinyl Recordsの31 Knotsのページ
<追記>
キター!日本盤リリース元のStiffSlackさん招聘による、31 Knots来日公演がケッテー!!












